「こんなチームになってほしい。私も、そういうチームになるように関わっていきたい。」

辻正人さんの『多賀少年野球クラブの「勝手にうまくなる」仕組みづくり』を読んで思ったことです。

私は、息子の少年野球チームで審判や練習のお手伝いをしているパパです。子どもたちの姿を見ながら、「こういうとき、大人はどう関わったらいいんだろう」と考えることもあります。

この本を教えてくれたのは、同じチームの先輩パパ。「この本、いいよ!」と貸してもらったのですが、読んでみると、目から鱗の内容ばかりでした。

「これは、手元に置いておきたい!」と思い、自宅用にも購入し、もう一度読みました。今では、我が家の少年野球バイブルです。

今回は、その中でも私が「これはいいな」「忘れずにいたいな」と思ったことを紹介します。

この記事は、本を読んだ私なりの理解と感想を紹介しています。

ひるきん
小学校から大学まで野球を続けた経験を持つアラフォーパパ。わが子も少年野球を始めたことがきっかけで、審判としてグラウンドに立つ機会が増えました。しかし、そこで気付かされた「野球のルール、ちゃんと分かってない…」。わが子とともに日々野球の勉強中です!炭酸水や筋トレに関する情報も発信中!
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『勝手にうまくなる』仕組みづくりはどんな本?

滋賀県の多賀少年野球クラブを率いる辻正人さんが、子どもの育成やチーム運営、保護者との関わり方などをまとめた本です。

項目内容
書名多賀少年野球クラブの「勝手にうまくなる」仕組みづくり
著者辻正人
出版社ベースボール・マガジン社
発売日2021年10月1日
ページ数200ページ

私が読んで面白かったのは、子どもに教える内容だけでなく、その周りにいる大人の関わり方まで書かれているところです。

  • どう声をかけるか
  • どうすれば子どもが自分で考えるようになるか
  • 親も楽しく参加できるチームにするにはどうするか

監督やコーチはもちろん、私のように審判や練習のお手伝いをしているパパにも、身近に感じる話がたくさんありました。

この記事では、私なりに「ココがいい!」と感じた内容を紹介していきます。

多賀少年野球クラブとは?
滋賀県を拠点とする全国大会優勝3回の強豪チームです。「世界一楽しく!世界一強く!」を掲げ、怒声や罵声に頼らず、子どもたちが自分で考えてプレーする「ノーサイン=脳サイン野球」を実践。楽天・則本昂大投手を輩出したことでも知られています。

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「楽しく」と「強く」のどちらも目指す

まず好きになったのが、楽しさと強さの両方を目指すところ。「楽しさ」と「強さ」には、相反するところがあり、両取りは難しい印象があります。

「楽しさ」のポイントは、試合そのものの面白さということ。どうやって点を取るか、どう守るかを、子どもたち自身が考えていくことで、野球を楽しむのです。

自分自身で考えたプレーがうまくけば、

  • 次もやってみよう
  • 今度はこれをやってみよう

と自発的に取り組みたくなるもの。私の息子も、そんな選手になってほしいものです。

そのために大人ができることは、子どもが何をストレスに感じているのかを知り、取り除いてあげること。

「どうしたらもっと頑張るんだろう」と考えることはあっても、その前に「頑張りたくなる環境かな?」と考えられているか。ここは、私も忘れずにいたいところです。

楽しいし、うまくなりたい。だから頑張る。子どもたちがそんな気持ちで野球をしていたら、見ている親も楽しいに違いありません。

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相手チームも審判も「みんな仲間」

パパ審判をする私に特に響いたのは、野球に関わる人はみんな仲間ということ。相手チームも、審判も、大会の役員も、応援する人もです。

試合なので、もちろん自分のチームには勝ってほしい。でも、相手の子がいいプレーをしたら「ナイスプレー!」と声をかける。それは、ごく自然なことであっていいと思います。

私自身も、審判中は両チームの子どもたちに声をかけたり、励ましたりするようにしています。どちらのチームの子も、気持ちよく野球をしてほしいからです。

自分のチームを応援しながら、相手のいいプレーにも拍手する。大人がそうしていたら、子どもたちにも伝わるものがあるんじゃないかなと思います。

勝負は真剣に。でも、一緒に野球を楽しむ仲間。この距離感が、私は好きです。

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失敗は「気持ち」じゃなく「準備」

出典:https://www.pexels.com

声かけの話で印象に残ったのは、失敗は精神力不足ではなく、準備不足として考えるということ。たしかに「気持ちが弱いからだ」と伝えても、子どもからしたら「何をどう直せばいいの?」と感じているのかもかしれません。

次にどんなプレーが起こりそうか。そのとき、自分はどう動くのか。そこを知っていて、練習でも経験していれば、落ち着いて動ける場面は増えると思います。

うまくできなかったときに必要なのは、追い込むことよりも、次にできるようになるための準備なんだなと。

もちろん、注意が必要な場面はあります。ただ、怒鳴らなくても伝えられるはずですし、伝えたあとに子どもがどう動けるかまで考えたいです。

その一言で、息子は次に何をしたらいいか分かるかな?私自身も、声をかける前に一度考えたいと思いました。

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練習試合は「勝つ」より「経験する」

練習試合を「総合練習」として考える話も、なるほどと思いました。確かに練習試合なら、子どもたちは、どの練習メニューよりも実践的な経験が積めます。

試合となると、どうしても勝つことばかりに集中していまいがちです。それでも、練習試合なら子どもたちが何を経験できたかを重視するほうが、たくさん収穫が得られそうです。

  • 初めてのポジションに挑戦できた。
  • 前に失敗したプレーができた。
  • うまくいかなくても、次に練習することが分かった。

保護者としては、自分の子を含め、みんなに経験を積ませてくれるチームだとうれしいです。いろんな子が経験を積むほど、チームも強くなっていくはずです。

勝敗は気になります。でも、それだけにならないように。この本を読んで、練習試合の見方も少し変えてみたくなりました。

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スケジュールをきちんと伝え、守る

保護者として「ここも考えてくれているんだ」と感じたのが、予定や時間についての話です。

  • 予定を前もって伝える
  • 練習の終了時間を守る
  • 休みにくい雰囲気をつくらない
  • 野球以外の経験も大切にする

こういうことって、親としては助かりますよね。予定が分かれば家族の用事も組みやすいですし、終了時間を守ってもらえれば、その後の予定も立てられます。

野球は大好きですが、家族でやりたいことはほかにもあります。野球以外の時間も大切にしながら続けられるのは、ありがたいです。

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親も子どもと一緒に楽しめる雰囲気

親も子どもと一緒に楽しむ、という話も好きでした。子どもも親も、「週末にグラウンドに行くのが楽しみ」と思えるチームであってほしいと思います。

私の所属するチームでも、パパたちがグラウンドに入って練習に参加しています。中には、夜勤明けに来てくれるパパも。本当にありがたいです。

それぞれ無理のない範囲で参加して、子どもと一緒に楽しむ。私たちのチームにも、この本にあるような「親子で楽しめる雰囲気」が、少しずつできてきているのかもしれません。

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保護者の私にできること

読んでいて何度も思ったのは、「指導者だけでなく、保護者の人にも読んでほしいな」ということです。

私はチームの方針を決める立場ではありません。でも、息子に何と言うか、練習でほかの子にどう接するか、審判中にどんな声をかけるかは、自分で決められます。

「こんなチームになったらいいな」と思うだけでなく、自分もそのチームに関わる一人なんだなと、改めて感じました。特に、こんな方には読んでみてほしいです。

  • 子どもに何と声をかけたらいいか迷うパパ・ママ
  • 楽しく、うまくなれるチームにしたい監督やコーチ
  • 少年野球との関わり方に、少し悩んでいる方

私も、書かれていることを全部できているわけではありません。チームによって事情も違うと思います。

ただ、「こういう考え方もあるんだ」と知っているだけでも、迷ったときに考えられることは増える気がします。

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まとめ|悩んだときに読み返したい、わが家の少年野球バイブル

先輩パパに貸してもらった本を、自分でも買って読み直す。それくらい、私には響く本でした。

読み終わって残ったのは、「こんなチームで、子どもたちと野球を楽しみたいな」という気持ちです。

子どもたちが野球を好きになって、親も一緒に楽しめる。パパ審判や練習のお手伝いを通して、私もそこに少しでも力になれたらと思います。

これからも、息子への声かけや、少年野球との関わり方で迷うことはあるはずです。そんなときに、もう一度開きたい。

わが家の少年野球バイブルとして、これからも何度も読み返したいと思います。

以上、この記事が参考になれば、うれしいです^^

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