少年野球の審判、初めてはどこがいい?迷ったら三塁審判がおすすめ
少年野球で初めて審判を頼まれたとき、
- 一塁、二塁、三塁、球審のどこをやればいいの?
- できるだけ簡単な場所を担当したい…
と不安になるパパは多いと思います。
これまで審判の経験を積んできた私としては、初めてのパパ審判なら、三塁審判がオススメです。
球審は責任が大きく、一塁審判は判定回数が多め。二塁審判は動き方が少し複雑です。その点、三塁審判は比較的動きがシンプルで、初めてでも落ち着いて取り組みやすいポジションだと感じています。
この記事では、
- 一塁・二塁・三塁・球審の違い
- 初心者に三塁審判がおすすめな理由
- 初めてなら避けた方がいいポジション
について、パパ審判目線でわかりやすく紹介します。
「初めての審判、どこを担当すればいいんだろう?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
\この記事を書いた人/

ひるきん
小学校から大学まで野球を続けた経験を持つアラフォーパパ。わが子も少年野球を始めたことがきっかけで、審判としてグラウンドに立つ機会が増えました。しかし、そこで気付かされた「野球のルール、ちゃんと分かってない…」。わが子とともに日々野球の勉強中です!
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この記事は、筆者自身の野球経験をもとにした個人の見解です。正式なルールや細かい規定については、各地域の野球連盟・協会にご確認ください。
\審判パパ向けの記事まとめ/
初めての審判はどこがいい?パパ審判のよくある悩み
初めて審判を任されたとき、まず多くのパパがぶつかるのが、「どのポジションをやればいいのか分からない」という悩み。一塁?二塁?三塁?それとも球審?なんとなく「大変そう」というイメージはあっても、実際の違いまでは分からないですよね。
ここではまず、初心者パパ審判が感じやすい不安を踏まえた“おすすめのポジション”をお伝えします。
- 初めての審判で感じる不安とは
- 初心者に最適なのは三塁審判
初めての審判で感じる不安とは

初めて審判をやるとき、多くのパパが悩むのがこれ。
- ストライク・ボールの判定なんてできる気がしない
- アウト・セーフの判断に自信がない
- ルールを間違えたらどうしよう
- コーチや保護者の視線が怖い
私も最初の頃は、「できるだけ難しい審判はやりたくない」と思っていましたし、なるべく判断の少ない場所を選びたいと感じていました。
そんな私が審判初心者のパパにアドバイスするなら、「無理なく対応できるポジションを選ぶこと」です。
初心者に最適なのは三塁審判

結論から言うと、初めて審判をやるなら三塁審判を選ぶべきです。なぜなら「判断・動き・責任のバランス」が最も優しいポジションだから。
- 判断の回数が比較的少ない
- 動きがシンプルで迷いにくい
- ミスしても試合への影響が比較的小さい
この3つがそろっているのが三塁審判です。
一塁や球審のようにプレーが頻繁に来るわけでもなく、二塁のように複雑な動きを求められる場面も少なめ。「まずは一度やってみる」段階のパパ審判にとって、ちょうどいいポジションと言えます。
4人制審判の役割をざっくり理解しよう
「三塁がおすすめ」と言われても、他の審判と何が違うのか分からないと不安ですよね。ここでは、4人制審判(球審・一塁・二塁・三塁)の役割を、初心者目線でざっくり整理します。
- 球審(難易度 激高)
- 二塁審判(難易度 高)
- 一塁審判(難易度 中)
- 三塁審判(難易度 低)
球審(難易度 激高)

球審の主な役割は次のとおり。ただし、初心者にはおすすめできないポジションです。
- ストライク・ボール判定
- 試合進行の中心
- ジャッジ数が圧倒的に多い
- ミスが目立ちやすい
初心者におすすめできない理由
初心者におすすめできない理由は、判断量の多さとプレッシャーの大きさ。球審は幅広い知識と、プレーごとに素早い判断が求められる場面が多く、慣れていないと対応が追いつかなくなりがちです。
さらに試合進行も担うため、周囲からの視線も集まりやすく、精神的な負担も大きくなります。そのため、初めて審判をやる方にはハードルが高いポジションと言えます。
実際にやって感じた難しさ
わがチームのパパたちの中でも、球審は圧倒的に不人気です。特に公式戦になるとプレッシャーは別格で、保護者の声が聞こえてくることもあります。
私自身は野球経験がありますが、それでも初めて球審を務めたときは、かなり緊張しました。正直、初めてでいきなりやるポジションではありません。
二塁審判(難易度 高)

二塁審判の主な役割は次のとおり。動きと判断のバランスが難しく、初心者にはややハードルの高いポジションです。
- 二塁のアウト・セーフ判定
- 走者状況や守備位置によってポジションが変わる
- 外野に位置する場合はレフト〜ライトまで広範囲を担当
- 内野に位置する場合は空いた塁のカバー役
初心者が苦戦する理由
初心者が苦戦しやすい理由は、動きの多さと判断範囲の広さ。状況に応じてポジションを変える必要があり、常に「次にどこへ動くか」を考えながらプレーを見る必要があります。
そのため、慣れていないと動きが遅れたり、見るべきポイントが分からなくなってしまいがちです。「どう動けばいいのか分からない」状態になりやすいのが、このポジションの難しさです。
実際にやって感じた難しさ
私自身、二塁審判を担当中に他の塁のカバーが遅れてしまったことがあります。
二塁審判はアウト・セーフのジャッジそのものよりも、メカニクス(動き)の難しさが大きいと感じています。「正しく見る」以前に、「正しい位置で見るのが難しい」ポジションです。
一塁審判(難易度 中)

一塁審判の主な役割は次のとおり。プレーへの関与が多く、審判としての基本が詰まったポジションです。
- 一塁のアウト・セーフ判定
- 打者走者の一塁到達確認
- ライト方向の打球の判定
- 一塁でのタッグプレーや牽制対応
初心者におすすめできない理由
初心者にやや難しいとされる理由は、判定回数の多さと目立つプレーの多さ。一塁はすべての打者走者が関わるため、プレーのたびにアウト・セーフの判断が求められます。
その分、ジャッジの機会が多く、慣れていないと判断に追われてしまいがちです。また、接戦では一塁の判定が試合の流れを左右する場面も多く、周囲の視線が集まりやすいポジションでもあります。
実際にやって感じたこと
ジャッジの頻度が多い分、リズムがつかみやすく、集中力は保ちやすいポジション。メカニクスも比較的シンプルなので、審判に慣れてきた今では、私は一塁審判が一番やりやすいです。
審判に少し慣れてきたパパにはオススメです。
三塁審判(難易度 低)

三塁審判の主な役割は次のとおり。動きと判断が比較的シンプルで、初心者に最もおすすめしやすいポジションです。
- 三塁のアウト・セーフ判定
- レフト方向の打球の判定
- 三塁でのタッグプレーや牽制対応
- タッチアップの確認
初心者におすすめできる理由
三塁審判が初心者に向いている理由は、動きの少なさと判断のシンプルさ。基本的には三塁周辺でのプレーが中心となるため、大きく動き回る場面は多くありません。
また、判定もタッグプレーや触塁確認が中心で、見るポイントが分かりやすいのが特徴です。そのため、「何を見ればいいか」が明確で、落ち着いてジャッジしやすいポジションと言えます。
実際にやって感じたこと
野球未経験のパパさんに審判をお願いするときは、私はいつも三塁審判をおすすめしています。「まずは審判に慣れる」という意味では、最もハードルが低く、安心して任せられるポジションです。
実際にやってみると、気づいたら無事に試合が終わっていることが多い三塁審判。最初の成功体験につながりやすいポジションと感じています。
なぜ三塁審判が初心者におすすめなのか
ここまで「三塁審判がおすすめ」とお伝えしてきましたが、「本当に自分でもできるのか?」と感じている方も多いはず。ここでは、三塁審判の特徴が初心者にとってどんなメリットにつながるのかを、実際のイメージとあわせて解説します。
- 理由① 落ち着いて判断できる
- 理由② ミスにつながる“迷い”が少ない
- 理由③ “1プレーに集中する経験”ができる
- 三塁審判で気をつけたいポイント
理由① 落ち着いて判断できる

三塁審判は、一塁のように毎回プレーが発生するポジションではありません。走者が三塁まで進んでこない間は、
- 次のプレーを予測する時間がある
- 見るポイントを整理してから構えられる
という余裕が生まれます。
“準備ができていない状態で判断を迫られること”は、熟練者でも焦ってミスが生じてしまうもの。その点、三塁審判はその場面が比較的少ないため、落ち着いてジャッジできる環境が整いやすいのが大きなメリットです。
理由② ミスにつながる“迷い”が少ない

審判に慣れていないと、「どこに立って、どのプレーを見るべきか」といった迷いがミスにつながります。その点、三塁審判は役割が比較的限定されているため、
- ここを見ればいい
- このプレーに備えればいい
という基準を持ちやすいポジションです。その結果、余計な迷いが減り、判断に集中しやすくなります。
理由③ “1プレーに集中する経験”ができる

三塁審判はプレーの回数が少ない分、1つ1つのプレーにしっかり集中できます。これは初心者にとって、とても大きなメリット。
いきなり多くの判断をこなすよりも、
- 1つのプレーをしっかり見る
- 正しくジャッジする
といった経験を積むことが、審判に慣れる近道だからです。「できた」という感覚を得やすいのも、三塁審判の大きな特徴です。
三塁審判で気をつけたいポイント

もちろん、三塁審判にも注意点はあります。
- プレーが少ない分、集中力が切れやすい
- 得点圏のため、重要なジャッジを任される場面がある
特に「タッチアップ」や「本塁送球につながる三塁でのプレー」の判定は、試合の勝敗を左右することもあります。ただし、裏を返せば「重要な1プレーに集中できるポジション」とも言えます。
最初から多くの判断を求められるよりも、1つのプレーにしっかり向き合う経験ができる点が、三塁審判が初心者に向いている理由です。
三塁審判の基本的な立ち位置と動き
三塁審判はシンプルなポジションですが、
立ち位置と動きの基本を押さえておくことで、ジャッジのしやすさが大きく変わります。
ここでは、最低限これだけ押さえておけばOKというポイントを整理します。
- 基本の立ち位置
- 外野への打球
- 三塁に走者がいる場合
基本の立ち位置

基本の立ち位置は、三塁ベース後方のファウルゾーンです。
- 三塁ベース後方のファールライン外側
- 三塁手の後方3〜4mあたり
フェア/ファールの判定ができるよう、ベースに近づきすぎないのがポイント。
外野への打球
外野への打球は、二塁審判の位置によって担当範囲が変わります。

- 二塁審判が外側に位置しているとき
→ レフトより向かって左側の打球を担当

- 二塁審判が内側に位置しているとき
→ センターより向かって左側の打球を担当
「誰が見るの?」を避けるため、事前に自分の担当範囲をしっかり意識しておきましょう。担当範囲以外の打球の場合、空いた塁をカバーする役割もあるため、注意が必要です。
三塁に走者がいる場合

三塁に走者がいる場面では、意識するポイントが増えます。
- 三塁への牽制球に備える
- 外野フライ時のタッチアップに備える
この場面では、三塁でのプレーを最優先に考えます。
特にタッチアップの際は、野手の捕球のタイミングと走者のスタート、この2つを同時に確認できる位置取りが重要です。
初心者がやりがちな失敗と対策
どのポジションでもそうですが、初めての審判はミスして当たり前。ただ、よくある失敗パターンを事前に知っておくだけで、かなり防ぐことができます。
ここでは、初心者審判で特に多い失敗と、その対策をまとめます。
- 失敗① ボールばかり見てしまう
- 失敗② コールが小さい
- 失敗③ プレーから目を離してしまう
失敗① ボールばかり見てしまう

対策:見る順番は「走者 → ベース → ボール」
初心者はどうしても、ボールばかり目で追ってしまいがちです。しかし、判定で本当に大事なのは、次の3つの関係です。
- ボールが先か?
- タッチが先か?
- ベースが先か?
特にフォースプレーでは、「ボールキャッチが先か?ベース到達が先か?」の見極めが重要です。そのため、走者の足と野手の手元の両方を見る必要があります。
コールは焦らず、一呼吸置いて、しっかり確認してからの判定でちょうどいいです。
失敗② コールが小さい

対策:声は大きく、ジェスチャーはハッキリ
判定が合っていても、伝わらなければ、かえって混乱を招くことになります。初心者はどうしても遠慮してしまい、声や動きが小さくなりがちです。
多少の判定ミスはあっても大丈夫!それよりも、大きな声ではっきりと伝えることの方が大切です。
- アウトならしっかり腕を上げる
- セーフなら大きく広げる
- 大きな声ではっきりと伝える
ことを意識しましょう。これだけで、周りからの信頼感は一気に上がります。
失敗③ プレーから目を離してしまう

対策:プレーが終わるまで視線を切らない
少年野球の試合は、何が起こるか分かりません。一見プレーが終わったように見えても、
- 野手の隠し玉に引っかかってアウト
- 走者のベースの踏み忘れてアウト
- フォースアウトなのに足がベースから離れてセーフ
- フライアウトなのに帰塁せずに猛ダッシュ
など、思わぬプレーが続くことがあります。
そのため、プレーが一段落するまでは、目を離さないことが大切です。最後までしっかり見届ける意識を持つことで、不意のプレーにも落ち着いて対応できるようになります。
どうしても迷ったらこの順番で選べばOK

「それでも正直、どこをやるか決めきれない…」
そんなときは、難しく考えずにこの順番で選べばOKです。
| おすすめ順位 | ポジション | 特徴 | 初心者向けポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | 三塁審判 | シンプルでやりやすい | 動き・判断ともにシンプルで、初めてでも対応しやすい |
| 2位 | 一塁審判 | プレーは多いが分かりやすい | 判定回数は多いが、「アウト・セーフ」が中心で理解しやすい |
| 3位 | 二塁審判 | 動きが難しい | 判断よりもポジショニングに迷いやすく、初心者にはややハードル高め |
| 4位 | 球審 | 責任が重い | 試合の中心でプレッシャーが大きく、最初にやるには負担が大きい |
もし迷ったら、まずは三塁審判を選んでみてください。「思ったよりできた」という感覚が持てると、その後の審判も一気に楽になります。
逆に、最初に難しいポジションを選んでしまうと、苦手意識がついてしまうこともあります。背伸びしすぎず、“無理なくできる”ことを優先することが、パパ審判を長く続けるコツです。
不安を減らすならこれ|初心者パパ審判におすすめの本
「なんとなくイメージはできたけど、やっぱり不安…」
そう感じている方は、一冊“頼れる本”を持っておくだけで安心感が大きく変わります。次の紹介する本は、この記事の執筆でも参考にしています。
- 1冊選ぶなら「少年野球審判マニュアル 新版 正しい理解&判断がよくわかる」
- しっかり理解なら「審判メカニクスハンドブック」
- 他の本もまとめて見たい方はこちら
1冊選ぶなら「少年野球審判マニュアル 新版 正しい理解&判断がよくわかる」

少年野球の審判は、ルールの理解だけでなく、立ち位置や動き方も意外と難しいものです。この本は、そうした不安をやさしく解消してくれる入門書です。
- 写真や図解が多く、初心者でも理解しやすい
- 審判の基本から全体像までバランスよく学べる
- 初めて審判を担当する保護者にもぴったり
すべてのケースを網羅しているわけではありませんが、「まずはこれ一冊」で全体をつかむには十分な内容です。迷ったときに何度も読み返せる、頼れる相棒です。
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しっかり理解なら「審判メカニクスハンドブック」

「審判の動きを網羅的に把握したい!」という方には、この一冊がかなり効果的です。
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- 試合前の確認や講習後の復習に最適
- コンパクトでグラウンドにも持っていける
- 二人制から六人制までの動き方を網羅
「このケースで自分ならどう動くか」をイメージしながら読むことで、理解が一気に深まります。審判を任されたばかりで不安な方から審判の動きを極めたい方まで、かなりおすすめできる一冊です。
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他の本もまとめて見たい方はこちら

「他にも良さそうな本はないかな?」という方は、こちらも参考にしてみてください。パパ審判にオススメした4冊をまとめています。
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まとめ|初めての審判は三塁で「成功体験」を作ろう

初めての審判は、誰でも不安になります。
- ちゃんと判定できるかな…
- 間違えたらどうしよう…
そう感じるのは、ごく自然なことです。
でも大丈夫!初心者の方でも始めやすいポジションがあります。
- 初めての審判はポジション選びがとても重要
- 三塁審判は動き・判断ともにシンプルで取り組みやすい
- まずは「できた」という成功体験を積むことが大切
いきなり難しいポジションに挑戦するよりも、まずは無理なくできる場所から始めること。それが、審判を長く続ける一番のコツです。
まずは”三塁審判で審判デビュー”をしてみましょう。
以上、この記事が参考になれば、うれしいです^^













