野球を始める低学年の子どもを持つ親御さんなら、初めてのグローブは新品をプレゼントしてあげたいですよね。でも、新しいグローブは硬くて、子どもには扱いづらいこともあります。
そこでオススメなのが中古グローブです。中古グローブなら最初から柔らかいため、扱いやすく、新品よりもお手頃価格で手に入ります。
私もわが子への初グローブは、中古にしました。メルカリで状態の良いグローブを5,000円台で購入でき、わが子も気に入って使ってくれています。
ちなみに私は、小学校から大学まで野球部でプレーしてきたグローブ好きなパパ。この記事では、私が中古グローブを選ぶときに注目するポイントや購入のコツをご紹介します。
\この記事を書いた人/

ひるきん
小学校から大学まで野球を続けた経験を持つアラフォーパパ。わが子も少年野球を始めたことがきっかけで、審判としてグラウンドに立つ機会が増えました。しかし、そこで気付かされた「野球のルール、ちゃんと分かってない…」。わが子とともに日々野球の勉強中です!
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中古グローブのメリット
低学年の子どもが野球を始めるとき、新品のグローブを選ぶ人がほとんどだと思います。ピカピカな新品のグローブを手にするとテンションも上がります。
ただ、中古グローブにも良い点あり。とりわけ低学年向けグローブなら、中古グローブの方が向いていると感じています。
- 価格が安い
- すぐに使える
価格が安い
まずは、新品よりも価格が安いこと。成長が早い低学年では、すぐに手に合わなくなることも。それゆえ、コスパの良さは大切です。
子ども用のグローブでも、新品は1万円以上がほとんど。中古グローブなら、1万円未満で手に入ります。
私の場合、メルカリで中古のグローブを購入。程度の良いグローブが、半額の5,500円で手に入りました!
すぐに使える
新品のグローブは革が固く、しっかりキャッチできるようになるまで時間がかかります。
一方、中古のグローブなら、初めから柔らかく、ボールをキャッチしやすいのが良いところ。握力の小さい低学年の子どもでも簡単に閉じられるため、キャッチの楽しさをすぐに実感できます。
新しいグローブだとボールを弾きやすく、「うまくボールが取れない!」と子どもが拗ねてしまうことも…。ボールがつかめる中古グローブなら、子どもが楽しんで練習できるのも大きなメリットです。
中古グローブのデメリット
中古グローブは柔らかく扱いやすい反面、いくつか注意点もあります。
- グローブの使い方が合わない
- グローブの状態が悪い
グローブの使い方が合わない
中古グローブだと、捕球面の形や握り方に前の持ち主のクセが染み付いている場合があります。「ボールが捕り難いと感じたり、ひどい場合には取れる気がしない、感じることもあるため、捕りやすそうなグローブを見極める必要があります。
グローブの状態が悪い
傷や色あせがあると、子どもが「やっぱり新品がいい」と思うこともあります。使用期間が長いと、革が劣化している場合もあり、長く使えるかどうかは個体差があります。
あまりに状態の悪いグローブを購入してしまわないよう、事前のチェックが大切です。
中古グローブはすぐに使えなくなる?

中古グローブだからといって、すぐに壊れてしまったり、使えなくなったりするわけではありません。
グローブは皮革製品。オイルやクリームで手入れすれば、長く使えます。私のグローブは20年ほど前に購入したものですが、今でもバリバリ使えています。
…とはいえ、なるべく使用感が少なく、使いやすいものを選ぶほうが安心です。次の章では、中古グローブの選び方やチェックするポイントをご紹介します。
中古グローブを選ぶ6つのポイント
中古グローブを選ぶとき、注目すべきポイント6つをご紹介します。
私の場合、最も注目するのは「捕球面の状態」。グローブの見た目よりも、ボールキャッチに影響する手のひら側をしっかり観察します。
- 適切なサイズを選ぶ
- 適切な種類を選ぶ
- 天然革を選ぶ
- 捕球面の形をチェック
- 破れやひび割れがないか
- 信頼あるメーカーを選ぶ
適切なサイズを選ぶ

グローブのサイズには要注意!手の小さい低学年なら、キッズ用のコンパクトなサイズを選ぶのがポイントです。
大人用の一般軟式グローブを間違えて買わないこと。見た目が似ていても、重さや大きさがまったく違うので注意が必要です。「少年用」と検索すれば、子ども用のグローブに絞れます。
適切な種類を選ぶ

グローブの種類にも注意が必要です。野球を始めたばかりの子には キャッチャーミットやファーストミット、外野用グローブ はまだ早め。

最初はオーソドックスな内野用やオールラウンドのグローブを選んであげると安心です。
天然革を選ぶ

中古グローブを選ぶときは「天然革」製ものを選ぶのが安心です。天然革ならしっかり手入れをすれば長く使い続けれます。
合成皮革は軽くて安価ですが、どうしても劣化が早く、数年でひび割れや硬化が目立ってきます。私自身、20年以上前に購入した天然革のグローブを、今も現役で使えています。
捕球面の形をチェック

グローブ選びで意外と見落としがちなのが捕球面の形です。特に中古品は使い込まれている分、形に差が出やすいので注意しましょう。

- 平らでポケットがしっかりあるか確認(ボールを掴みやすい)
- 捕球面が膨らんでいないか確認(ポケットが浅くなる)
- 極端に変形しているものは避ける(多少のシワや使用感はOK)
低学年の子どもはまだ握力が弱いので、 捕球面がなるべく平らで、自然にボールが収まるポケット のあるグローブを選ぶのがおすすめです。
破れやひび割れがないか

中古グローブを選ぶときに必ず確認したいのが補給面の破れやひび割れの有無 です。破れはかなり使い込まれた証、ひび割れは革の表面が固く捕り難い可能性があります。

外側の革やヘリ革に破れやひび割れがあるものも要注意。捕球に直接は影響はないものの、年数が経ちすぎている可能性が高いです。

なお、軽いスレや色はげなら、オイルなどで手入れすれば十分使えるので、問題ありません。
信頼あるメーカーを選ぶ

中古とはいえ、やはり 信頼できるメーカーのグローブ を選ぶのが安心です。耐久性や型の作りがしっかりしているので、長く使えますし、買ってすぐに壊れる心配も少なくなります。
「どのメーカーを選べばいいかわからない…」という方はご安心を。次の章では、私が 小学校から大学まで野球を続けてきた中で実際に使ってきたメーカー を紹介します。安心して選べるメーカーばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
オススメのグローブメーカー7選
「グローブを買いたいけど、どのメーカーを選べばいいの?」と迷う方は多いはず。野球道具には、いろんなメーカーがあり、その特徴もさまざま。
この章では、私自身が小学校から大学まで実際に使用してきたメーカーを中心に、信頼できて長く使えるオススメのメーカーを7つ紹介します。当時の使用感や思い出も交えて紹介しているので、これからグローブを選ぶ方の参考になればうれしいです。
- ミズノ(MIZUNO)
- エスエスケイ(SSK)
- ゼット(ZETT)
- ローリングス(Rawlings)
- 久保田スラッガー(KUBOTA SLUGGER)
- リーグスター(LEAG STAR)
- TAMAZAWA(玉澤)
① ミズノ(MIZUNO)

しっかりした型に、広く深めのポケットで、クセが少ないオーソドックスな作りが特徴のミズノ(MIZUNO)。初めてのグローブとしても扱いやすく、長く使える安心感があります。
中学の3年間、毎日の練習や試合でたくさん使い込みましたが、とても取りやすく、捕球面が破れるまで活躍してくれました。
② エスエスケイ(SSK)

小学6年生ときと高校2年生のときに使っていたエスエスケイ(SSK)。内野の守備で活躍してくれました。
他のメーカーに比べるとポケットはやや浅めで、柔らかい特徴。その分ボールの感触を直接感じやすく、キャッチの感覚をつかみやすいメリットがあります。
③ ゼット(ZETT)

ゼット(ZETT)のグローブは、最近購入したものです。プロ野球でも名内野手たちが使っているのを見て、「自分も使ってみたい!」と思ったのがきっかけでした。
広めのポケットでゴロが取りやすく、皮のハリが強く型崩れしにくいのが特徴。しっかり目の皮は、じっくりと手に馴染んでいく楽しみがあります。
④ ローリングス(Rawlings)

大学3年生頃から使い始め、40歳を超えた今でも草野球で愛用しているローリングス(Rawlings)。年季は入っていますが、使ってきたグローブの中で一番気に入っています。
深いポケットでボールをしっかり包み込めるので、捕球感をしっかり体感できます。革は丈夫なのに柔らかく、手入れをすれば長持ち。長く愛用できるグローブです。
⑤ 久保田スラッガー(KUBOTA SLUGGER)

高校3年生のとき、ともに甲子園を目指した相棒の久保田スラッガー(KUBOTA SLUGGER)。革がとても柔らかく、ボールをつかむ感覚が強いのが特徴で、扱いやすさと人気の高さに納得です。
ポケットはやや浅めで、ボールを投げる手に移し替えやすいグローブ。ボールの感覚がしっかり感じられ、守備の高みを目指すグローブという印象です。
⑥ リーグスター(LEAG STAR)
私にとって初めてのグローブは、リーグスター。小学2年生から5年生まで、ボロボロになるまでたっぷり使い込みました。
クセのない型で厚めの皮、長く使える安心感があります。学年のうちからしっかり練習できる一品です。
⑦ TAMAZAWA(玉澤)
大学1年生から3年生まで使っていたTAMAZAWA(玉澤)。尊敬する先輩が使っていたのを見て、「自分も使いたい!」と思ったのがきっかけです。
TAMAZAWA(玉澤)は、100年以上の歴史がある日本最古の野球メーカー。オーソドックス、かつ、しっかり目の型で扱いやすく、ボールもしっかりキャッチできます。
中古グローブの購入方法
中古グローブは、思った以上に「掘り出し物」が見つかることがあります。私も子どものグローブはメルカリで購入しましたが、かなり状態の良いグローブでしたが、新品よりずっと安く手に入れることができました。
- 購入するならメルカリがオススメ
- 中古グローブを検索するときのコツ
- わが子に買った中古グローブはコレ
中古グローブ買うならメルカリ
子ども用に中古グローブを買う場合、メルカリが特にオススメ。メルカリなら価格の安さや品揃え、価格交渉が可能など多くのメリットがあります。
「新品・未使用」や「未使用に近い」といったグローブが手に入る場合もあり、子ども用グローブ購入の選択肢が広がります。
私もメルカリを利用し、新品で1万円以上するグローブが、半額の5,500円で手に入りました。
中古グローブ検索のコツ

メルカリの検索窓で「中古 グローブ 少年」などのキーワードで検索してみましょう。出品数が多く、タイミングが合えばかなりお得に見つかります。
検索時には「ブランド名」や「サイズ」などを組み合わせると、ピンポイントで探しやすくなるので、オススメです。
わが子に買った中古グローブ

当時1年生だったわが子のために購入したのは、ローリングスの「HYPER TECH R9 SERIES サイズSS」 というモデル。購入から約1年が経ちますが、破損もなく、わが子も気に入って使っています。
低学年の子どもに合わせた設計で、使いやすそうだと感じたのが、購入のきっかけ。特に気に入っている特徴は、次の通り。
- シュアキャッチ機能
- プルストラップで手口を調整
シュアキャッチ機能

小指の付け根部分にスリットが入っており、握力の小さい低学年の子でもグローブを閉じやすい構造です。
プルストラップで手口を調整

バンド部のストラップを引っ張るだけで手口が調整可能。手の小さい子も、自分自身で簡単にフィットさせることができます。
\新品の価格をチェック/
まとめ:中古グローブは低学年にぴったり!

中古グローブは「安い・柔らかい・長く使える」の三拍子そろった頼もしいアイテム。お子さんが「野球って楽しい!」と思える、最初の一歩を応援してくれますよ。
- お財布にやさしい
新品よりずっと安く買えるので、成長が早い低学年にちょうどいい - すぐ使える
もう柔らかくなっているから、握力の弱い子でもキャッチしやすい - しっかり長持ち
天然革なら、きちんと手入れすれば何年も使える
無理に新品にこだわらなくても大丈夫。むしろ中古の方がメリットに感じる部分は多いはずです!
中古グローブ | 新品グローブ |
---|---|
革が柔らかい | 革が固い |
価格が安い | 価格が高い |
まだまだ使える | 長く使える |
中古グローブを選ぶ際は、なるべく使用感が少なく、使いやすいもがベスト。以下のポイントに注意しながら、メルカリやヤフオクなどでを選んでみましょう。
- 子どもの手に合うサイズか?
- 捕球面は平らでポケットがあるか?
- 破れやひび割れがないか?
- 安心できるメーカーを選ぶとより安心!
試しに、お子さんと一緒にメルカリを覗いてみては?掘り出し物の中古グローブが見つかるかもしれませんよ!
以上、この記事が参考になれば、うれしいです^^