少年野球をしていると、保護者の方からよくこんな質問を受けます。

「グローブの手入れって、何をすればいいんですか?」

野球経験がないと、専用オイルや道具も多く、難しそうに感じますよね。でも実は、グローブの手入れはとてもシンプルです。

私自身、小学校から大学まで野球を続けてきましたが、手入れ方法はずっと同じ。その結果、20年前に使っていたグローブも、今でも現役で使えています。

年季は入っていますが、今でもバリバリ現役で使えます!

グローブの手入れは難しくありません。大切なのは「正しい順番」と「必要な道具」だけです。

この記事では、野球に詳しくない保護者の方でもできる、シンプルで失敗しないグローブの手入れ方法を紹介します。グローブの手入れの仕方がわからない方の参考になれば、うれしいです。

ひるきん
小学校から大学まで野球を続けた経験を持つアラフォーパパ。わが子も少年野球を始めたことがきっかけで、審判としてグラウンドに立つ機会が増えました。しかし、そこで気付かされた「野球のルール、ちゃんと分かってない…」。わが子とともに日々野球の勉強中です!
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この記事は、筆者自身の野球経験をもとにした個人の見解です。

グローブは「人の肌」と同じ

グローブの手入れは、肌の手入れとよく似ています。このイメージを持つだけで、グローブケアの手順や意味が、簡単かつ身近に感じられるはずです。

たった3ステップなので、難しさはありません。

  1. 肌の汚れを落とす
  2. 肌に潤いを与える
  3. 肌の潤いを閉じ込める

① まずは汚れを落とす

肌の手入れの場合、洗顔などで化粧や皮脂の汚れを落とします。汚れたままでは化粧水が浸透しません。

グローブも同じで、土や砂が残ったままだと、その後のケアが十分に行き届きません。

② 次に潤いを与える

肌が乾燥し、カサつくのを防ぐため、化粧水で肌の水分を補給します。

グローブも同じで、グローブ用ローションなどで革に潤いを与え、乾燥して硬くなるのを防ぎます。

③ 最後に潤いを閉じ込める

肌の場合、乳液やクリームを表面に塗ることで水分を閉じ込め、潤いを保ちます

グローブも同じく、革の表面にオイルを塗ることで、与えた潤いが逃げないように保護します。

グローブの手入れ簡単3ステップ

私がずっと続けているグローブの手入れの仕方は、次の3ステップとシンプル。これを押さえるだけで、グローブは長く良い状態を保てます。

20年以上前に購入したグローブも、この方法で手入れし続けたおかげで、今でも現役で使用できます。

  1. 革の汚れを落とす
  2. 革に潤いを与える
  3. 革の潤いを閉じ込める

① 革の汚れを落とす

まずやることは、練習や試合で付いた土や砂を落とすこと。縫い目や細かいスキマに入った汚れも、しっかりと払いましょう。

私は家庭で使わなくなったタオルで、グラブ全体をこすり、汚れを落とすことが多いです。タオルで落ちにくい、細かなスキマ汚れは、専用のブラシを使うこともあります。

  • タオルや専用ブラシで土を落とす
  • ブラシは毛が硬すぎないものが◎

② 革に潤いを与える

汚れを落としたら、ローブ用ローションを使い革に潤いを補給。タオルにグローブ用ローションを少量取り、乾燥が気になる部分を優しく磨くと、革がしっとりします。

実はグローブ用ローションは、潤いを与えるだけでなく、汚れを落とす効果もあります。汚れを落とす工程と潤いを与える工程を一度に行えるので、一石二鳥です。

  • 革に水分補給
  • 汚れも落とせる

革の潤いを閉じ込める

最後に、革の潤いが逃げないよう、グローブ用オイルを塗ります。タオルに少量のオイルを取り、革の表面に薄く伸ばすように塗り、潤いを閉じ込めます。

  • 革の潤いを保つ
  • 革の柔軟性が増す

革の色落ちが気になる方は、カラーオイルを使うのもオススメ。オイル自体に付いたカラーが色落ちした部分に馴染んでくれます。

  • 革の潤いを保つ
  • 革の柔軟性が増す
  • 革の色味を保つ

ただし、グローブ用オイルは、どこにでも同じように塗ればいいわけではありません。むしろ塗りすぎると、グローブが使いにくくなる場合もあります。

オイルを塗るときの注意点

大切なのは、グローブ用オイルを塗りすぎないこと。塗りすぎると、次のようなデメリットがあります。

グローブ用オイルは、必要な箇所にだけ、少量を薄く伸ばせば十分です。ベタベタに塗りすぎると、グローブの型崩れを起こしたり、重くなったりする原因になるため注意しましょう。

ひるきん流|オイルは素手で塗る

グローブ用オイルはタオルで塗る方も多いと思いますが、私の場合は指を使って、素手で塗るのが好みです。自分の肌に塗るクリームを塗るのと同じく、グローブ用オイルを指に少量取り、やさしく伸ばすように塗っています。

指でグローブ用オイルを塗るメリットは、次の2つです。

  1. 少量で済む
  2. 薄く均一に伸ばせる

① 少量で済む

タオルで塗ると、オイルがタオルに染み込んでしまいます。これにより、思ったよりオイルが塗れなかったり、逆に多量にオイルを塗ってしまうこともあります。

指で塗れば無駄がなく、必要な分だけ使えます。

② 薄く均一に伸ばせる

指ならタオルのようにグリースが染み込むおそれはんく、繊細に力加減を調整できるため、ごく少量を薄く広げることができます。

これにより、グローブ用オイルの「塗りすぎ防止」にもつながります。

ひるきん

オイルで手が汚れてしまうのは、デメリット。

ひるきん流|ローションとオイルの使い分ける

左:グローブ用ローション、右:グローブ用オイル

グローブの状態によってグローブ用ローション、オイルの使い分けを行うのが、手入れのポイント。私の場合、ちょうど良い硬さになったグローブは、あえてオイルの使用を控えめにし、グラブ用ローションを中心に使っています。

一方、購入して間もないグローブは、まだ革に張りがあり使いにくい状態。このような場合は、革が手に馴染みやすくなるよう、逆にグラブオイルをやや多めに使っています。

ひるきん流|メリハリのあるグローブを目指す

20年経っても捕りやすい!

グローブは「全部を同じ状態」にしないこと。捕りやすいグローブに仕上げるなら「ポケット(捕球面)は柔らかく、親指と小指はしっかり」なバランスとメリハリが大切です。

以下は、私がいつも心がけている手入れの3つのポイントです。

  1. 捕球面はしっとり柔らかく
  2. 親指と小指はパリッと硬く
  3. その他の部分は適度に柔らかく

捕球面はしっとり柔らかく

捕球面がカサカサしていると、ボールを弾いてしまう感覚になります。反対に、しっとり柔らかい状態を保てば、ボールが吸い付くような捕球感になります。

そのため、捕球面にはローションやオイルをやや丁寧に入れておくのがオススメです。

ただし、オイルやローションでベタベタにする必要はありません。常にしっとり感が残っていれば、十分です。

親指と小指はパリッと硬く

グローブの中で、オイルを塗りすぎてはいけない部分が親指と小指。革にしわが少なく平らで塗りやすいため、ついオイルを多く塗ってしまいがちですが、要注意です。

親指と小指は、ボールを「つかむ」ときの“骨格”になる部分。ここが柔らかくなりすぎると、次のようなグローブになってしまいます。

  • 打球に指が負ける
  • ボールが安定しない
  • つかみそこねる

私が子どものころ、父の知り合いのスポーツ店の店主に注意されたのが「親指と小指にオイル塗りすぎ」。たしかに当時のグローブは親指が柔らかく、ボールもこぼしやすい状態でした。

それ以降、私のグローブは親指と小指はしっかりめを意識。ボールを確実につかむためにも、親指と小指にはオイル塗りすぎ厳禁です。

その他の部分は適度な硬さで

その他の部分は、柔らかすぎず・硬すぎずが理想です。

  • 柔らかすぎ → ボールに負ける
  • 塗りすぎ → 重くなる
  • 硬すぎ → つかみにくい

大切なのは、自分(または子ども)が扱いやすい硬さ。使いながら、ちょうど良いバランスを見つけていきましょう。

まとめ|グローブは「基本」を続ければ長く使える

グローブの手入れは、決して難しいものではありません。大切なのは、特別なテクニックではなく、正しい順番と、塗りすぎないことです。

手入れのポイントまとめ

グローブの手入れのポイントを5つにまとめました。

  1. 汚れを落とす
  2. 潤いを与える
  3. 潤いを閉じ込める
  4. 塗りすぎない
  5. 部位ごとの役割を意識する

ポケットはしっとり柔らかく、親指と小指はしっかり、その他は適度な硬さで。このバランスを意識するだけで、グローブは長く良い状態を保てます。

私の20年前のグローブが今でも使えているのも、特別なことをしてきたからではありません。基本を、丁寧に続けてきただけです。

おすすめ手入れ道具まとめ

最後に、今回紹介した道具をまとめます。

  • まずは汚れを落とす基本アイテム

  • 革に潤いを与える
  • 汚れも落とせる

  • 潤いを閉じ込める
  • 少量・薄くが基本

どれも「たくさん使う」ものではありません。正しく使えば、長く付き合える相棒になります。

3点セット品を買うと、必要な道具が一度に揃うのでラクです。

  • 一度にブラシ・オイル・ローションが揃う。

グローブは手をかければ、子どもと一緒に成長していく道具です。手入れをするほど、愛着が湧いてきますよ。

以上この記事が、参考になればうれしいです^^